両神山登山初心者ガイド
登山適期は概ね4月上旬から12月下旬。
日帰り登山が可能な山。
ページ内ワープリンク
初心者登山のひとこと難易度
初心者登山→○行ける
日帰 日帰り登山が可能な山
「初心者でも登れる=楽勝」ではないことに注意。
[vs.両神山] 登山準備物・持ち物
ザック ⇒ 登山用のリュック
街歩きのリュックではなく、身体と一体化する登山リュックがベター。
靴 ⇒ 1万円台の廉価登山靴
1万円台の登山靴以上を推奨。靴底張替はできない分買いやすい「vs登山靴」。
その他 ⇒ 登山を毎回楽しむために
雨風対策・日焼け対策・疲労軽減に役立つ視点で考えよう。
両神山の登山口・登山道・登山時間
初心者向けの登山道&登山口
日向大谷口登山道
両神山荘
登山口の場所:埼玉県秩父郡小鹿野町両神薄:日向大谷
登り片道:3時間20分
登山道中の目標/地名: 両神山荘→会所→弘法の井戸→清滝小屋→両神神社・御岳神社→両神山山頂(剣ヶ峰)
他の登山口&マイナー登山道
八丁峠登山口
上落合橋登山口
登山口の場所:埼玉県秩父市中津川:上落合橋登山口
登り片道:3時間10分
登山道中の目標/地名: 八丁峠→大岩→八丁峠→西岳→(八丁尾根)→東岳→両神山山頂(剣ヶ峰)
遠回り・縦走的登山口(参考)
白井差口登山道( 入山料有り)
登山道・登山風景コミュ
両神山の初心者登山計画書
そのまま歩けば登山完了の「モデルコース」ではなく、「自分の場合はこうして行く」に必要な事を調べて登山計画をしています。
初心者の事前登山計画メモ
★ 一人登山・非マイカー派も
想定人は124ccバイクの一人登山計画のため、マイカー以外の人も普通に行けます。
登山はその人が自分で考え、自分で決める必要があります。登山に必要な情報を引き寄せてアドバイス。
自分の山登りに必要な事、調べてみよう。
この登山計画で必要な持ち物
両神山周辺地域の雰囲気
秩父地方の山村地域
両神山は百名山の中でもマイナーな山。
埼玉県と言えば住宅街が広がるホームタウンのイメージがあるものの、両神山のある秩父地方のさらに山奥は、「山村」と表現できる場所。
アクセスは国道299号からの県道279号、357号、および国道140号からの県道210号。
国道299号に続く日向大谷口と白井差口への県道は終点のため、登山口までの道のようなもの。
個人商店クラスのコンビニで登山食を買い、「山奥」へ進んで行こう。
百名山登山口の調査と決定
日向大谷から登ってみよう
登山口を調査&整理してみる。
★日向大谷口【※MAP 】
★白井差口【※MAP 】
★上落合橋登山口および八丁峠【※MAP 】
このうち白井差の登山道は入山料(千円)がかかる模様なので、却下。比較的メジャーな登山口は両神山荘のある日向大谷口。
登山時間は登り片道:3時間20分…実際はもっと手こずる。
落合橋の登山ルートは片道3時間ほどのよう。
今回は日向大谷の方が行きやすいのでそちらからの登山を考えることにした。
両神山登山時間と日程想定
なかなか手ごわい初心者山
片道3時間20分の事前情報+マイナー系の百名山。ところがどっこい、この山、意外と苦しい登山になる山。
理由その1・山頂までずっと林で視界が開けない森歩き。
「山頂まで樹海」。
これ、本当。(日向大谷ルート)
理由その2・薄暗い&登山者が少ない3~4時間。
静かな登山としては歓迎の人の少なさではあるものの、一番人気のルートが樹海で一切天空感がないので、時々不安になったりする。
登山道のところどころに神仏の石像や、口が大きく裂けたオオカミの狛犬像。
ある意味、修行僧感覚で素敵なヤマ。
両神山登山中・下山のイメトレ
清滝小屋からが本番のキツさ
そんなことを考えているうちに清滝小屋に到着。ここはトイレが利用できる。
マイナーな両神山とナメてかかると清滝小屋から先でキツさを感じるはず。
それまでの「長い森歩き」から、傾斜のキツイ「山道」に変わり、登っていくペースはどんどん落ちていく。
周囲を見渡しても樹海の中のため、太陽の位置もわからず山頂がどの方向にあるのかもわからない。
特別、命にかかわる恐怖の岩場があるわけではない山なのだけれど、ゴールの雰囲気を感じることができず体力配分ができない状態で、いつ山頂に着くかわからない急斜面を登っていく。
顔を上げるとオオカミの狛犬を従えた両神神社の鳥居が見えてきた。秩父地域ではオオカミを守り神とした石像や信仰がちらほらあるという。
両神神社はちょっとした平坦な部分で、無人の社殿が二軒建っている。
そこまで行けばあとは30分程度で「いきなり山頂」になる。
さて、そんな両神山へ、熊よけの鈴も鳴らしながら一人登山開始。
山頂付近の風景は登った人のお楽しみ ( *´艸`)